kakegaenai

・・・ いちまいの 四角い写真 + 「なにか」 ・・・

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  • 流れていくもの



    BabyRollei



    冷蔵庫を開けたら

    目覚まし時計が はいっていた。


    そういえば
    きのうの夜から、
    ないなぁと おもっていたんだ。

    こんなところで 一夜を 越していたとは。


    きのうの夜 目覚まし持ったまま かんがえごとをしていて、
    そのとき じぶんでも気づかずに
    冷蔵庫に いれたらしい。

    そういうワケのワカラナイコトは
    まれにある。。。



    冷蔵庫の中に ちょんまりと収まってる目覚まし時計は
    なんだかちょっと カワイイ気がした。



    冷蔵庫の中で冷やされた 時間の流れは
    すこぉしだけ ゆっくりになってたりして...
    なぁんてことを ぼぉっと想像する。







    きょうは ほんとにひさしぶりに
    なにひとつ 予定の なぁんにもない 土曜日。
    しかも もーさんもヒニャさんも
    朝はやくから ではらっていて、
    なんだか しずか。

    予定を なんにも つくらない 土曜日。

    しなくちゃならないことも、なぁんにもない 土曜日。

    なにをしてても いい 土曜日。


    じぶんに ゆっくりと おいしい紅茶を いれてあげる。





    時間のながれが ゆっくり ゆたか。






    じぶんの中にも まわりにも

    そこを ゆっくり こんこんと

    流れていくものがあって



    なーんでもないけど なんだか ゆたか。









    なーんにも ないことが



    なんだか



    ゆったり



    ゆたか。















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  • リフレイン



    BabyRollei



    おつかいもので
    綺麗なゼリーの 詰めあわせを
    いただいた。

    三越の包装紙で
    包まれていた。

    三越の包装紙の 模様を
    しばらく ぼぉっと ながめていたら
    もうずいぶんまえに 死んだおばあちゃんのことを
    おもいだした。





    おばあちゃんの家には
    シーズーらしき わんこがいた。

    「らしき」がつくのは、
    あまりにも まるまる 太りすぎていて
    もはや原型の 不明になった様相を していたから。

    なまえは なんていったんだったか
    なぜだか ちっとも 思いだせない。



    おじいちゃんが 先に天国に逝ってしまって
    おばあちゃんは 一人暮らしに なった。
    そのころから おばあちゃんは、
    しきりに こんなことを 言うようになった。

    「このこ(←まるいぬ)、 さいきん ごはんを ちっとも
    食べないんだよ。
    年 とってきたから からだの どこかのネジが
    はずれはじめてきたのかねぇ。。。
    あああ、こまったねぇ、心配だねぇぇ。。」


    おばあちゃんがそうやって心配するのと
    まるで 反比例するかのように、
    見るたびに まるいぬ氏は
    その丸さと膨張率を 増していく。

    謎。。。




    まわりの人間が 事態を正しく理解できたのは
    かなり経ってからのことだった。



    飛んじゃいはじめていたのは、

    まるいぬくんの カラダのネジじゃあなくて、

    おばあちゃんのココロのネジのほう だった。




    おばあちゃんは まるいぬくんに ごはんをあげても
    しばらくすると あげたことを ぽっかりこんと 忘れはて、
    そうして1日に なんかいもなんかいも
    ごはんを あげるように なっていたのだった。

    そして まわりのひとが なんだかおかしいと気づくころには
    いちにちに もう 何十回も 何十回も..


    食べても食べても
    際限なく 出される ごはん..。

    のこして 当然だ..

    まるいぬが マルさを増幅していくのも当然...。




    おばあちゃんは 間もなくして、
    母を筆頭とした おとなたちの決定で、
    老人ホームに 移された... 。


    ホームに はいったあと、
    おばあちゃんのココロの 残りのネジも
    また どんどんと はずれ落ちていった。





    おばあちゃんの記憶から ワタシもいなくなるまでの 数年間、
    たまに 逢いに いくと
    おばあちゃんは 毎回毎回、
    こんなことを 言った。



    「あら、たいへん!もう こんな時間。
    アタシ、三越に 行かなくっちゃ!!」

    そして ガバッと 立ち上がり、
    焦ったように
    出かけていこうと する。




    おばあちゃんの 脳は、
    どうしてそんなに なんかいもなんかいも
    三越に行く場面ばかりを
    リフレインしているんだろう..

    なんだか ちょっと 不思議だった。




    たくさんの たくさんの過去たちが
    おばあちゃんの中で 風化して
    崩れ落ちて 消えて なお、

    そこだけは 妙にくっきりと
    刻みついて残った その記憶は、

    切羽詰まった ナニカの残照 だったのか

    それとも シアワセな印象 だったのか






    とおいとおい いつかのある日、


    いとしいいとしい たいせつな 誰かと


    三越のまえで 待ち合わせでも してたのかしらん。。



    そんなことを おもったりした。






    透明な器に盛った ぷるりんとしたゼリーの中に
    三越の包装紙が くしゃくしゃ映って
    その中を

    まだ少女の顔の おばあちゃんが
    可愛い水玉のワンピースを 着て
    白いフリルの 帽子を かぶって
    赤い ビーズのバックを もって

    ほんのすこぉし 頬 染めて
    小走りで
    通り過ぎて 行く...


    なんだか そんな

    白昼夢を みた。













    「アラ タイヘン。。




    アタシ




    ミツコシ ニ




    行カナクッチャ。。」

















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  • 記憶



                 BabyRollei






    それは


    ほんとに どうしようもないくらい


    みすぼらしくて 貧相な


    ぬいぐるみ だったの。




    どのくらい みすぼらしいかって言うと、
    ぬいぐるみって呼ぶのさえ おこがましいくらい
    それは ちいさくて
    けちくさくて
    しょぼけていた。



    でもワタシは
    そのぬいぐるみが
    ほんとにすごく すきだった。


    どのくらい すきかっていうと
    24じかんいつもいつも シャツのポッケの中に
    その子を 隠し持っていたくらい
    だいすきだった。





    ワタシが小学生低学年だったころの
    おはなし。


    ある日 ワタシは
    その子を トイレに
    落っことしてしまったのだった。


    しかも トテーモ最悪なことに
    そこは 究極の どっぽんトイレで。

    今ならぜったい ありえないような、
    おそろしくて下を向けないくらいの 大きい穴が
    ぱくりーんと 口を開けている、
    「どっぽんトイレの極み」みたいな どっぽんトイレで。


    ワタシの大切な その子は
    穴から 数メートル下の
    どろどろとした山の上に
    みじめな かなしーい感じで 乗っかっていた。



    ワタシは 過激に 騒いだ。
    「とってぇぇぇ、だれかっっっっ」

    でも、母をはじめとした大人たちは 誰も
    これっぽっちも 相手になんか してくれなかった。


    そりゃ そーだよね。。
    だって、誰がどう見たって いっこの価値もないような
    みすぼらしーーい しょぼーーいぬいぐるみだもん。
    「あんなモノ」とってくれようなんて
    誰ひとり 思いもしなくって 当然だ。


    でも そのときのワタシには
    それは「あんなモノ」なんかじゃ
    ぜーんぜん なかったんだよね。




    泣いたり わめいたり ヒスったりしていたら
    パパリンさんが
    しずかに トイレに あらわれた。


    なにやらわからぬ ながーい箸みたいなシロモノを
    手に持って。
    どこからそんなもん みつけてきたんだろう。。
    それはかなり 不可思議なシロモノだった。



    パパリンさんは
    かなりの時間 黙々と
    そのくさ~いくさ~いトイレの穴に 顔をつっこみ、
    そのながーい箸みたいなもんと共に 奮戦し、

    他の大人に「そんなもん なんでひろうのよ」とか,、
    「きたないから やめてよ」とか、
    しまいには「不潔!」とか言われながらも
    果敢な奮闘を続け、

    最後には とうとうそれを
    しっかり救出してくれたのだ。

    おおお。





    パパリンさんは
    そのあとそれを ごしごし手洗いしてくれた。

    せっけんの泡を ぶくぶくたてて
    何回も何回も
    ごしごしごしごし 洗ってくれた。


    そして ワタシに かえしてくれた。



    うすちゃいろの 消えないシミが いっこ、
    ぼんやり のこっていたけどね。。

    でも、ちゃんと せっけんの いいにおいがした。





    ワタシは その茶色のしみのついた その子と
    それからまた ずっと長い時間を
    いっしょにすごした。



    ソレは ワタシと ともにいて
    ずっとワタシの そばにいて
    ワタシを いつも
    安心した柔らかいきぶんで
    眠らせてくれた。





    いつしか ワタシは おとなになって


    その子を どこかに おき忘れ




    パパリンさんも


    もう この世には いなくなり...






    そして いまになって

    なぁんとなく 気づいた。




    晴れの夜も 雨の夜も

    いつもワタシのそばにいて

    ワタシのコトを いつもほんとうに あったかく
    包んで見守ってくれていたのは、

    実は そのぬいぐるみソノモノじゃあなくて、

    うすちゃいろのシミといっしょに
    ぬいぐるみに ついて残った、

    そのときのパパリンさんが してくれたコトの
    「印象」だったのかもしれない。







    いつもワタシと いてくれたのは、


    誰が見ても なんの価値もないような
    しょぼい しょぼーい ぬいぐるみを
    トテモたいせつなモノを拾うように ひろい

    トテモたいせつなモノみたいに 扱ってくれたことで

    コトバじゃなしに でもしっかりと
    パパリンさんが ワタシに伝えてくれた、



    「ぼくは きみのコトを


    トテモ たいせつに おもっているよ」 という



    そんな「カンジ」だったのかもしれない なぁんて






    いまになってから なんか そんなふうに






    おもうんだ。







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    プロフィール

    <font size=3 color=pink>U.M.I.</font>

    Author:<font size=3 color=pink>U.M.I.</font>
    「一枚の写真+ナニカ」の
    ブログです。

    ナニカは、
    その日におもったコトだったり、
    詩のようなモノだったり
    できごとだったり。
    写真とナニカは
    関係ある時もあれば
    全く無関係な時もあり、
    まちまちです(ё_ё)

    2〜3日くらいの
    ペースで 更新。
    (..たぶん...)


    のぞいていただいて
    アリガトー・

    あなたのきょうが
    とてもいい日で
    ありますよーに・


    ここのコメント欄は、
    書いて頂いたコメントに
    ワタシが レスを、
    つけないカタチに
    しています。
    思いつきノートみたいに
    好き勝手なことを、
    書き残してもらえれば、
    とおもいます。

    (レスつけませんと言っても
    「基本的には」なので、
    その時々の判断または
    機に応じて、
    ナニカ書いたりも
    イタシマス。。^_^)

    コメントはひとつひとつ、
    トテモいろんなコト感じながら
    トテモたいせつに、
    読ませていただいて
    います。


    読んでいただいてアリガトー。
    コトバを重ねていただいてアリガトー。
    気づきを拡げてもらったり、
    エールメールをいただいたり、
    そんなふうに様々なカタチで
    支えていただいてるコトに
    トテモトテモ 感謝シマス。


    ホントウニ

    ドウモ

    アリガトウ

    ゴザイマス。



    ☆フォトギャラリーHP☆
    「 YES。」
    まえブログの作品等も
    ちょっと
    置いてあります。



    メールは、、
    上記H.P.の
    メールフォームから
    オネガイシマス。


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    RolleiFlex4×4(BabyRollei)
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    ヨロコビながら
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