
sx70
きのう出先で通りががった公園で
ヒニャさんが 小枝落ちしてる桜を ひろいあつめて
ちいさなブーケみたいなもんを つくった。
かえりの電車が それなり長かったから
桜の
花は どんどん乾いてうなだれて、
デロリンとした うすら哀れな様相に...。
駅の中にあるお
花屋さんで
ちっちゃい
花束でも買って そのついでに
花束の根本に巻くモノを すこしもらえないか
聞いてみることにした。
お
花屋のレジにいたのは
けっこうケバめの化粧の ねーちゃん。
まえの人とのやりとりを見てたら、
なんか ニコリともせずに応対してて、
すごく無愛想・かつ不機嫌な感じの印象。
ううーん..余計なしごと頼んだら
なんか嫌な顔しそうな感じ..なんて思えてしまって、
ちと ひるむ。
でも、とりあえず かわいく(→かわいぶって??..)
おねがいしてみる。
ねーちゃんは ヒニャさんから
無言で桜を受けとると
無言で 枝の根本にお水の綿を巻きつけた。
それから...
他のブーケのまわりに巻いてあるのと同じ
ひらひらの綺麗な紙を もってきた。
それをヒニャさんの桜にあわせて
ちいさいかわいいカタチに
ちょっきんちょっきん 切っていく。
トテモトテモ ていねいな手つきで
それを くるくるくるくると
束のまわりに 巻いていく。
そしたら さらに
つぎは かわいい色のほそいリボンを だしてきて
くるりんと まいて
きゅうっと結ぶ。
「はいっ、どーぞ。」
ヒニャさんの手の中に帰ってきた桜は
売り物みたいな素敵なミニブーケに なっていた。
それを受けとったヒニャさんは
とてもシアワセな顔をした。
ちょっきんちょっきん。
くるくる くるくる。
くるりん、きゅうっ。
はい、どーぞ。
桜の
花も
そのとき きっと
すごく うれしかったんじゃないかと
おもうな。
スポンサーサイト
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

sx70
井の頭線に 乗った。
「きょう1日のうちに しなきゃならないこと」について
アタマの中でいそがしく かんがえていた。
そんなとき、流れた車内アナウンス。
なんつーか、こころもち甘ったるい感じの
やさしげなトーンの声の。
「本日は もうじき 右側の窓越しに,
神田川沿いの
桜が お楽しみになれます。」
ほぉぉ、めずらしいアナウンスぢゃ。なんて おもいながら、
反射的に 右側の窓の外に 顔を向ける。
そうしたら 鮮やかに
目の中に 流れこんできた
桜のいろ。
目の中を しゅるりしゅるりと
流れ去っていく
桜のいろ。
ふと気づいたら、
そのいろたちが 途切れるころには
セカセカと先走ってドコカに行っちゃっていたワタシのイシキが
いつのまにか 穏やかに「イマ・ココ」に
しっかりちゃんと かえってきていた。
.............................................
写真は港の見える丘公園に いつもいる
猫さん。
うちのちーちゃんに そっくりこで
なんだか愛しい。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:1

RolleiCoad
サクとヒニャさんと 公園を散歩していた。
ほんじつ 桜は3分咲き。
お花見の方々、ちらほら。
この時期になるときまって
公園の池のほとりに
「飛び込み禁止」の看板が出現する。
ことしも もうちょっとしたら
きっと看板立つんだろうな。
毎年毎年、いい気分になって池に飛び込んじゃう人が
いっぱいいるんだよねぇぇ。。
なんて話しをしていたら
ヒニャさんが、考え深げに言う。
「池にピラニア 入れとけばいいよねぇー。
そしたら誰も 飛び込まないねぇー。」
うーんんん...まぁ、よい発想だ。
たしかに だぁれも飛び込まなかろ。
でも、それと同時に、池のほとりの雰囲気は 、
かなりデンジャラスを醸し出す なごめない空気に
変わるかもしんないよ....。
ワタシは池に飛び込んだことも
飛び込もうと思ったこともないけれど、
桜の池に飛び込みたくなるそういう衝動ソノモノは
なーんとなくトテモわかるような気も したりする、
風の暖かな 春の宵。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

sx70
よびさませ
じぶんの内側にある「シアワセ」の感覚
そこからしぜんと溢れでていくモノは
きっと まわりのセカイをも
やわらかに シアワセに巻きこんでいく
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

RolleiFlex4×4
ちょっと出かけて帰ってきたら
部屋が 異常に さむい。
北極か、うちは。
エアコンのリモコンが出しっぱなしになっていて、
猫さん方が 足で冷房を おつけになったらしい。
猫足による電気製品の誤作動が ひんぱん。
そういえば先週も、こんなコトがあった。
ある朝 ヒニャさんに、
「ヒニャの携帯、
朝の4時に UMIからのテレビ電話 着信してたー。
かけたぁ??」
と言われた。
.......かけるわけなかろ。
朝の4時に、同じ部屋で寝てるやつに、
テレビ電話は ふつうかけない。
ワタシの携帯はスライド式のタイプなので
操作ボタンが表面に出てる。
知らないうちに
猫さんたちがそこの上をお歩きになり、
いつのまにかテレビ電話が 発信されていたらしい。。
かかった相手がヒニャで
よかった..
もし仮に
あまり親しくもない関係の男のヒトのとことかに
かかってたらとか想像すると、
かなり過激に 冷や汗ながれる。
「あの人さー、朝の4時に俺にテレビ電話かけてきてさー、
出てみたら無言なの。すっげー こえー」
なんてふうに どこかで話題になってたりして。
考えただけで おそろしい。
(っていうか、それ以前の話し、実際メイワク。)
それ以来、寝るまえの携帯のロックの確認は
欠かしません。
猫の足技おそるべし・油断厳禁。
ちなみに
写真は、
ヨコハマの港の見える丘公園で
お昼寝明けの
猫さん。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:2

RolleiCoad
きのうは モーさんの卒業式に行った。
式の途中に合唱が何曲もはいるんだけれど
そのときの指揮者の男の子の指揮が、
グレイトだった。
なんてゆーか、
筋肉が音楽しているの。
筋肉が、
「音楽してることをウキウキたのしんでる」っていうか。
で、その動きを見ているうちに
見ているこっちの細胞が
いつのまにか
気づくと音楽したがってくるの。
おおお、これぞ共鳴
バンドのライブとかなら ふつうにあるようなコトだけれど、
中学校の卒業式の合唱の指揮で そういう感じ みせてもらえるとは
はっきし言って おもってなかった。
わんだほー。
ひとりの人間の かもし出すモノが
こんなふうにまわりも しぜんと共鳴させていけるってコトって
なんかすごいなって 気がする。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

RolleiCoad
通り沿いの空き地で
猫が 昼寝をしていた。
ハナから ふーせんガムをだしてる..とおもったら
hanaちょーちんだった..
猫のhanaちょーちんて
はじめてみた。
ある意味、かなり感動した。
あったかくて うららか。
ワタシも 猫の隣で
できればいっしょに ふうせんみたいなhanaちょーちん出して
うらうらつらつらと 青空ひるねに
おつきあいしたくなった そんな午後。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

RolleiFlex4×4
陽がおちかけて ひゅるっとさむくて
近道の 公園を
早足で ぬける
ぷぅんと口に 流れ込んでくる
カレーを 煮込んでいるにおい
どこかのうちの
いちにち終わってかえってくる誰かを 待ってる
あったかい におい
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

RolleiFlex4×4
にもつが山のようだったから
タクシーを使った。
道の選び方とか応対が
なんだかとても適切できもちよかったので、
クルマが目的地に着いたとき
「アリガトーゴザイマス」
と言った。
なぁんとなく しぜんと出た。
そうしたら 運転手さんは きゅうっと振り向いて
「ありがとうを言ってもらって
どうもありがとうございます。」
と言った。
ふ。
目があった。
りょうほうが同時に
ちょっとニヤリと わらった。
パンチ打ったら相手もカウンターで入れてきて、
お互いゴフっときた瞬間に 目と目があって 、
「ぬ、やるな、おまえ..」「へっ。おまえこそ」みたく
両者に畏敬と親近感が芽生える..
そんな感じとちょっとどこか似通う..ような..(?)
まあ、つまり なんてゆーか、
そこで通い合ったモノが なにか確かに あったわけ。
で、たったそれだけのコトなんだけどね。
それだけのことなんだけど
それでちょっと さわやかみたいなうれしいみたいな
気分が のこった。
「ちょっとしたイイコト」って、
こんなこと あえて言わなくてもいーか..みたいな ほんとに些細なコトでも、
わざわざ口に出して 言ってあげたり 言ってもらうと,
言ってもらった方のどこかが
ほんのすこしだけ うるるぅんっと うるおえるような
なんだか そんな気がするな。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:1

RolleiFlex4×4
サクといっしょに かいものに行った。
おかいもの、兼、さんぽ。
サクは店のまえの適当な繋げるばしょで
ワタシのかいものを待ってる。
まず本屋さんのまえで待ち
ドラッグストアのまえで待ち
お花屋さんのまえで待ち
パンやさんのまえで待ち・・。
サクがうちにくるまえにワタシと暮らしてた
わんこは、
待つというコトが いっときもできない犬だった。
ほんのちょっとでもどこかに繋いで ワタシの姿がみえなくなるだけで、
まるで気が狂ったような大声で 鳴きわめいてた。
ぎゃわわわわん、
ぎゃわわわわんっっっっ!!!!とかいって。
内臓が出るんじゃないかと思っちゃうような鳴き方だった。
きっと 置いていかれるんじゃないかと
不安でしょうがなくなっちゃう性格だったのね。
それとくらべるとサクは
信用しきってくれているように見える。
お店のまえできもちよさそうに寝そべって
安らいだ雰囲気で ゆったりとワタシが出てくるのを待ってる。
彼女のアタマのなかには
置いて行かれるかも、とか
いまなにかこわいことが起こるかも、とか
そんな想像は点滅さえもしないらしい。
サクのこの大陸的でモノゴトをあれこれ気にしない
おおらかに構えたその雰囲気がワタシはすごくすきで、
なんかこういうところに知らず知らすに
すごく癒やされてる気がするんだ。
かいものしながらワタシが店内から ちらりと外をチェックすると,
サクは通りすがりのいろんなひとに
話しかけられたり なでなでしたりしてもらって
やわらかな時を過ごしている。
なにごとにつけてもなんだけれど、
信用してその場に安らいでいられるってコトは
シアワセなコトだ、という気がする。
そしてモノゴトに安らげてるモノが醸し出してる雰囲気は
そのまわりにいるモノをも
なんとなくしぜんと安らがせてくれる力を
もっているのかもしれないなぁとおもう。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

sx70
きのうは ワタシのパパリンさんの命日だった。
パパリンさんはガンだったんだけれど
亡くなる直前のお正月に
ワタシに年賀状をくれた。
俳句が なんこか書いてあった。
「冬の花 ハチが群れ来て 食い尽くし
↑ イメージ療法。 (笑) 」
こんな感じで数句。
あはははは、このひと、粋だ!
とか おもった。
末期ガンでごはんもろくに食べられないし
食べても吐いちゃうし痛みもひどい、
そういう一見悲惨な状況の中にいながら
自分の病気で俳句作って あそんでる...
最悪にしか見えないような状況で
わらえること考えられるヒトは
つよいし かっこいいな とおもう。
パパリンさんが死んだあとも、
ワタシの中のそこらここらにパパリンさんはいて、
ワタシが ちょっとこれはきついぞという状況に立たされるつど、
あっちの角から こっちの角から
パパリンさんは ひょこっと顔を覗かせて
いたずら坊主のような笑い顔をして
ワタシの目を見て笑うのだ。
その顔は
「わらえ、 ほぉぉら、わらってしまえ」
と そう言ってる。
ははははは。
わたしは パパリンさんのその顔を
ふとしたどこかに みつけると、
なんかいつでもどんなときでも
「ああ、もしかして これ
そんなに最悪でもないのかな」という
そんな気分に
なれるんだ。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:1

RolleiFlex4×4
サクとまいにち さんぽにいきます。
さんぽに行くとき、
ワタシはいつも カメラをぶら下げてる。
サクはいつも
わんこ用リュックをしょってる。
リュックをしょったゴールデンレトリバーは、
なんだかしごとをしてるみたいで かしこそうに見える。
ココの街は
犬好きなひとが多いみたいで、
いろんなひとがリュックしょったサクに
話しかけていく。
「いいねぇ、リュックしょってー。
なに入れてもらってるのかなー??
おやつかなー??」とか言って。
そのつどワタシ、答える。
「ははは。
リュックの中身はー...
..........フンです....。」
ああ、
「素敵なモノをいれて運んでるのかな」という想像を
なんて微塵に打ち砕く回答なんでしょ..。
リュックの中身はただ単に
”じぶんで出すモノをじぶんで”
もっていただいているだけなわけです。
きょうも行きずりのおじさんに話しかけられたのでそう答えると、
おじさんは ぷは、とわらうと
「そうかぁ、
わんこも自立しなきゃいけないもんなぁー、ははは。」
と言いいながら
しきりにふんふんとうなづきつつ
にこにこ歩き去っていった。
ちなみにリードは肩にナナメに
かけられるタイプ。
つまり このリードと”
わんこ自立リュック”のおかげで
ワタシは
わんこ連れでも完全に両手の自由が 謳歌できます。
ふふふふふ、
さんぽは手ぶらが
いちばんさ。
ココロのなかも
できれば手ぶらが
さいこーです。
ほんじつのトウキョウ、
日差しはやわらかでやさしいけれど,
外のくうきは まだまだなんだか
ひゅうっとさむい。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0

RolleiCoad
きょうなにげに見た雑誌の投稿コーナーに
「パスネットの入れ口にスイカをつっこもうとして
ブロックされてる人を見た。ぷぷぷ」
とか書いてあるのを見た。
う。わらってられない投稿だ.。
実はそれ、
ワタシが電車乗るたびに、
毎回のように やってるコトだし。
そういえば、きのうもやった。
JRから私鉄に乗り次ぐときは頻繁に
よくアリ。
パスネットをスイカのようにかざして通ろうとして
ブロックされる、
というのも別パターンとして、結構よくアリ。
エブリデイズ・ブロック。
...もはや それって 珍しくもない日常。
ワタシ的にはそんなこと、誰でも普通によくあるコトだろうと思っていんたけど、
実際 そうでもないんだろーか...??? と
一抹のちいさな疑問が芽生えた 今日。。
ね、ぜったいありますねぇ??...誰でも..よく..。
そとは すごい強風で。
はしりぬけていく風にまかれて
小さい白い花びらが いちまい
いそがしそうに くるくる 回転しながら
おちてきた。
顔におしつけて くんくんかいだら、
密かでやわらかい
いい匂いがした。
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:1

RolleiFlex4×4
きょうはセカイに「よし」をあたえる日にした。
「よし」をあたえる日は、
目に付くモノ手あたりしだいに
「よし」と言っていく。
この「よし」は
「アナタの存在を認めます。
アナタがいま どういう状態でも。」っていう肯定ね。
これを外で口に出してやると
完全にイッちゃってるヒトに見えて
「アホか?こいつ」とおもわれてしまうので、
もちろんココロの中で言います。
みちばたのけなげに咲いてる雑草くんに.「よし。」
空き地の日だまりで背中をかいてる猫さんに.「よし。」
駅のトイレを掃除してる無表情なおばちゃんに.「よし。」
ふてくされたコンビニのねーちゃんにも..「よし。」
なんかちょっと偉そうな気分にもなるとともに、
とりあえずなんでもかんでも肯定していくことで
なぜかとてもゆとりのあるシアワセな気分になってくる。
というわけで
ワタシじしんにも「よし!」
きょうワタシに起きたすべてのコトに「よし!」
きょうワタシが逢ったすべてのモノに「よしよし」
だから アナタも「よし」
きょうがどんないちにちだったにしろ
それにまったくかかわらず いま アナタは「よし」
とっても「よしよし」
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:3

RolleiFlex4×4
ひとりで自転車を かっとばしながら
すごい声で笑いつづけているヒトを見た。
そのヒトがワタシの脇をすり抜けていくとき、
そのヒトがのわらいごえが
あったかい風といっしょに
耳の中に 飛び込んできた
クゥワーーーカカカー。
その人が走りぬけていったあと
アタマの中に
クゥワーカカカの余韻がのこった。
クゥワーカカカーーー
クゥワーカカカーーー
クゥワァァァーーーー.......
ははははは。
.....あああ、なんだかもう、春だなぁ......
|
TRUCKBACK:0
| COMMENT:0